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取材時に感じたこと、シイレ制作スタッフの素顔、イチ消費者としての意見など…について、制作奔走の合間、“不定期”更新でアップしていこうと思います。

最近、医薬品のCMを見て疑問に感じること。

2009年6月15日

薬事法が改正されてから薬の販売方法だけでなく、
テレビCMなどにも大きな変化が現れていること、みなさんお気づきですか?
第1類、第2類の医薬品などはCMの最後に「薬剤師に相談を」という
クレジットおよびナレーションが入るケースが増えてきました。

第1類医薬品は薬剤師の説明を受けないと触ることも買うこともできなくなりましたが、
医薬品のコマーシャルではこの「第1類」を強調しているものが見受けられます。

医薬品はその副作用リスクなどに応じて第1~3類に分けられましたが、
キャッチコピーを見るだけでは「第1類だから効くんだ」という誤解を招きかねないのでは、
と感じてしまうのはわたしだけでしょうか・・・。

OTC医薬品全体のなかでは約4%がこの第1類医薬品なのだそうですが、
その4%しかない第1類医薬品のテレビCMばかりが目立ちます。
(ちなみに第2類は52%、第3類は44%)
販売できる場所が制限されたことと無関係ではないはずです。

「第1類医薬品が、クスリの常識を変える」というようなコピーは、
「すごく効くクスリだから薬剤師からしか買えないのね」という勘違いを生む可能性もある。
1、2、3(類)は効くか効かないかの順番ではないですし、
「価格が高い→効果がある」「安い→効果がない」ということでもないのです。
湿布薬新製品などにも第1類医薬品に分類されているものがありますが、
湿布を貼るだけで副作用の心配をしなくてはならないなんて、
今までまったく知らなかった・・・というヒトが多いのではないでしょうか?

改正薬事法についても販売方法や販売業態の変更ばかりにスポットが当たり、
医薬品の分類について詳しく取り上げるメディアが少ないことにも一因があると思います。

それにしても、消費者も販売者も戸惑うことばかりが目立ちますよね?

『日経ヘルス』や『日経WOMAN』にOTC医薬品ガイドブックが特別付録になっていましたが、
一般消費者にとっては、詳しい説明もなしにいきなり制度が変わった・・・という印象です。
健康美容の業界にいるわたしたちでさえ、断片的にしか認識していないのですから。

ウチの近所のドラッグストアは平日の19時までしか薬剤師がいないため、
事実上第1類医薬品の購入が難しくなってしまいました・・・これって不便! とは感じても、
「リスクのある医薬品の購入が制限されたのね、だから安全だわ」な~んて、
そんなふうに理解している一般ピープルがどの程度いるでしょうか。

OTCとは「over the counter」(カウンター上で、カウンター越しに)という意味なので、
薬剤師や登録販売者などの専門家を通して買うことが本来の意味に近い。
今までのように無人販売で副作用のリスクが高いクスリが買えていたこと自体、
消費者にとって危険だったんだ・・・ということなんでしょう。

今秋には消費者庁の設立を控えていますが、医薬品・健康食品には課題が山積。
「副作用による健康被害の可能性がある」「健康被害の可能性は低いが注意が必要」
といったリスクについてメーカー側が情報を開示していくと同時に、
消費者に正しい知識を提供していくことも、また急務なのではないかと感じます。
でないと、消費者行政は"クレームの嵐"で大混乱に陥りかねないと思いませんか?

わたしも"イチ消費者"としてもっと勉強していかなくてはいけないな、
と実感している今日この頃でございます。

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2009年8月21日

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